【創作】僕の日常。
苦しい、苦しい、苦しい。
僕はどうしたいのだろう、どう生きたいのだろう。
世間体なんて気にしなくていいよって。そういって、今度こそ自由にって思っていたのに、
何一つ残せないまま。時ばかりが過ぎていく。
もっとこうしたい、ああしたい、やらなければならないことがたくさんあるのに、
自由に生きたいなんて、許されないのに。
誰も自由に生きられないのに、どうして人は誰かを指して、
自由で羨ましい、なんて。
どこかで見下しているくせに、妬ましいと思っているくせに。
誰もが羨むインフルエンサーに、媚びたり、媚びられたり。
夢のある仕事だねって、本当は粗探ししているくせに、
自分にはできないよって、もっと下の人を見下すしかできないくせに。
ただ誰かを刺して安心したい人々の、軽薄な言葉に。
……惑わされるなんて、バカみたいだ。
世界中の娯楽が、日本中の娯楽が、きっと誰かを救っているって。
この世界に行けたら、なんて、
夢みたいなことを思っている。
僕らが明日も元気かなんて、五体満足かなんて、働いているかなんて、
誰も、誰も、わからないのに。
将来が不安で、不安で、いつもいつも、周りと自分を比べている。
僕らは今日も、他人の粗探しをしている。
他の誰かが羨ましくて、その人の嫌なところを、必死になって探している。
段々、自分がわからなくなる。
自分が誰だかわからないんだ。
どうしたいのかわからないんだ。
何者なのかわからないんだ。
世間が押し付けたイメージに、押しつぶされる時が来るだろうか。
ただ、どんなに嫌で仕方なくても、
大好きなものがあるならば、一等それを大事にしたい。
大事な何かを失わないように、大事な誰かが壊れないように、
壊れ物を抱くように、自分だけにならないように。
一生傍にそれがあるなんて、誰も保証してくれないから。
どんなに遠くにいても、どんなに遠くの存在でも、
世界のどこかに大事な誰かが、大事なものが、大事な物語が存在するならば、
胸に抱いて、いつまでも、いつまでも、
どうか忘れずに生きていよう。
どうか、どうか。
自分が一番大事だって、いうならば、
自分が大事なものも大事にしないと、真綿で包むように、
そっと、そっと。
消えないように、どうか。
※カテゴリーは「詩と小説の間」。創作文でした。小休止。たまにまた上げるかもしれません。病んでると思われると嫌かなとか思っていて、はてなブログはあまりこういうの書く人をみかけなかったので、やめとこうと思っていたのですが、時間がありませんでした……(あとお絵描き欲が出てきたので。時間をかける余裕がないので、何とか形にするレベルです。一応、毎日21時更新目指してますが、そろそろ厳しいかもしれません…気長にお待ちくださいませ……すみませんでした。ありがとうございました。)